導入事例 - NTTコミュニケーションズ様
導入の背景
100箇所もの営業拠点がある中で、煩雑な作業による業務負担とセキュリティリスクの増大や、大きく拡散した個々の端末環境は非常にばらつきのあるような状態のPC管理を解決したい
選定理由
- Wyseシンクライアント:セキュリティ面、および運用管理面において、現状の課題をより的確にまた容易に解決でき、端末の一元管理や、最新OS・修正パッチなどのイメージ配信が可能となる管理ソフトウェアが存在
- アセンテック:WyseおよびCitrixソリューションの双方における国内唯一の一次代理店であり、仮想デスクトップ導入において高い技術力と豊富な実績
評価
- ウィルスチェックアップデート、データバックアップ、WindowsアップデートなどのPCケアを大きく削減
- 端末のプロファイルの統一化および、リモート監視が可能となることにより、大幅にセキュリティ性が向上
カタログPDF
全国100箇所もの営業拠点を、セキュアかつ効率的に新設・移転し、
機動的なビジネス展開をいかに実現したか
ICTソリューションサービスを「日本品質」でグローバルに提供するNTTコミュニケーションズ。 同社において、全国100拠点を有する営業組織にシンクライアント・ソリューションが導入されました。千台規模の端末を抱え、全国100箇所もの営業拠点を有する同社の中堅中小企業向け営業部隊。万全のセキュリティを確保しつつ、拠点新設や移転におけるPC増設、データ消去といった業務を効率化し、柔軟な拠点運営による機動的なビジネス展開をいかに実現したか?このデスクトップインフラの変革を、Wyseシンクライアントと仮想デスクトップソリューションが可能にしました。
全国100箇所もの営業拠点を戦略に応じて柔軟に新設、移転
しかし、移転時のPCデータ消去や新設の際の効率性が大きな課題に
ICTソリューションサービスを「日本品質で」グローバルに展開するNTTコミュニケーションズ。同社ネットビジネス事業本部 ビジネスカスタマ営業部SFA推進グループは中堅、中小企業に対し、ICTソリューションでお客様のIT課題を戦略的に解決する営業部隊です。全国に100箇所もの拠点を持ち、1,000人を超える営業担当が日々、同社の先進的ICTソリューションによる企業のIT変革に取り組み、お客様から高い信頼を集めています。
そんな同グループの大きな武器がその機動性にあります。営業戦略や市場環境に応じて、100箇所もの営業拠点を柔軟に運営。常に高いスピード感を保ちつつ、新設、移転を行い、高い実績を残してきました。
拠点が常に変化する状況はその都度、PC管理において煩雑な作業による業務負担とセキュリティリスクが伴います。また、大きく拡散した個々のPC管理は非常に困難であり、端末により非常にばらつきのあるような状態となっていました。 NTTコミュニケーションズはICTソリューションカンパニーとして、特に高いセキュリティ性を自らに課しそして実践してきました。同グループでもそれは例外ではなく、万全のセキュリティ体制により、情報漏洩リスクが限りなくゼロになるよう施策を整えてきました。その状況について、同グループ後藤 及担当部長は次のように語っています。
「営業拠点のセキュリティにはセキュリティカメラ、PCセキュリティ、入退カード認証など複数のセキュリティシステムを導入しており、さらに守秘度合の高い顧客リストについてはネットワーク経由でデータの閲覧のみ可能としていました。さらに、イントラ網はインターネットと未接続とし、社内データの誤送信を防止、メールについても宛先を複数確認することにより誤送信を防止するなど、セキュリティ管理は徹底していました。しかし、端末に残ったデータに関しては、その時の状況では常にリスク要因となっており、抜本的な施策の実施が必要でした。」
様々なセキュリティ施策を実施していましたが、端末側のセキュリティ対策は万全とは言えない状況でした。さらに端末についてはセキュリティのみならず、様々な課題を抱えていました。
「クライアントPCについてはセキュリティを始めとして、多くの課題を抱えていました。セキュリティ面では、PC故障の際、返却時のデータ消去漏れの危険があります。また、印刷やデータ管理の面では、イントラ網のデータも秘匿性が高まり、慎重な管理が必須でした。さらに、PC管理の側面では、移転や新設、故障や廃棄の際のデータ消去が非常に大きな負担となっており、消去に際しての立ち会い時間が1台あたり半日におよぶなど、膨大な時間が必要でした。また、故障においては一刻も早い復旧が必要であり、そういった面でも大きな影響がありました。また、ウィルスチェックアップデート、データバックアップ、Windowsアップデート等、PCケアについては拠点点検項目とし、十分管理していましたが、営業担当が見逃さないようにするため、社員の確認時間が負担となっていました。また、Windows OS、Microsoft Officeのバージョン管理が拠点で未統一であったり、端末に関わる課題は山積みとなっていました。」
拠点が常に変化する状況はその都度、PC管理において煩雑な作業による業務負担とセキュリティリスクが伴います。また、大きく拡散した個々のPC管理は非常に困難であり、端末により非常にばらつきのあるような状態となっていました。 NTTコミュニケーションズはICTソリューションカンパニーとして、特に高いセキュリティ性を自らに課しそして実践してきました。同グループでもそれは例外ではなく、万全のセキュリティ体制により、情報漏洩リスクが限りなくゼロになるよう施策を整えてきました。その状況について、同グループ後藤 及担当部長は次のように語っています。
「営業拠点のセキュリティにはセキュリティカメラ、PCセキュリティ、入退カード認証など複数のセキュリティシステムを導入しており、さらに守秘度合の高い顧客リストについてはネットワーク経由でデータの閲覧のみ可能としていました。さらに、イントラ網はインターネットと未接続とし、社内データの誤送信を防止、メールについても宛先を複数確認することにより誤送信を防止するなど、セキュリティ管理は徹底していました。しかし、端末に残ったデータに関しては、その時の状況では常にリスク要因となっており、抜本的な施策の実施が必要でした。」
様々なセキュリティ施策を実施していましたが、端末側のセキュリティ対策は万全とは言えない状況でした。さらに端末についてはセキュリティのみならず、様々な課題を抱えていました。
「クライアントPCについてはセキュリティを始めとして、多くの課題を抱えていました。セキュリティ面では、PC故障の際、返却時のデータ消去漏れの危険があります。また、印刷やデータ管理の面では、イントラ網のデータも秘匿性が高まり、慎重な管理が必須でした。さらに、PC管理の側面では、移転や新設、故障や廃棄の際のデータ消去が非常に大きな負担となっており、消去に際しての立ち会い時間が1台あたり半日におよぶなど、膨大な時間が必要でした。また、故障においては一刻も早い復旧が必要であり、そういった面でも大きな影響がありました。また、ウィルスチェックアップデート、データバックアップ、Windowsアップデート等、PCケアについては拠点点検項目とし、十分管理していましたが、営業担当が見逃さないようにするため、社員の確認時間が負担となっていました。また、Windows OS、Microsoft Officeのバージョン管理が拠点で未統一であったり、端末に関わる課題は山積みとなっていました。」
クライアント環境の抜本的な改革へと着手「Wyseシンクライアント」と
管理ソフトウェア「Wyse Device Manager」を選択
これらの課題に対し、後藤氏は端末を含めたクライアント環境の抜本的な変革へと乗り出しました。そして、やはり、管理・運用が必要な実行環境とエンドポイントの切り離しが不可欠と考え、シンクライアント・ソリューションの導入を検討することとなりました。
ここでさまざまなシンクライアント端末および、クライアント仮想化ソリューションが検討の俎上に上がりました。セキュリティ面、および運用管理面において、現状の課題をより的確にまた容易に解決し得るという理由から、グローバルで高いシェアを誇る米Wyse Technology社「Wyse C90LEWシンクライアント」および、端末の一元管理や、最新OS・修正パッチなどのイメージ配信が可能となる管理ソフトウェア「Wyse Device Manager」の導入が決定しました。
管理ソフトウェア「Wyse Device Manager」はシンクライアント、PC、モバイル端末を中央から管理するソフトウェアです。IT管理者が頭を悩ませる資産管理、設定、シンクライアントのファームウェアのアップデートなどの様々な作業を一手に引き受け、効率的で柔軟性のあるデバイス管理が可能となります。今回の導入によって、端末の一元管理が可能となり、管理者はネットワーク上のWyse端末の状態を常に監視できるようになるとともに、リモートシャドー機能により、管理者が端末を遠隔操作することも実現。 さらに、最新OSやWindows修正パッチなどのイメージ配信が可能なため、端末が常に最新のセキュリティ状態を保つことも可能となりました。
さらに、クライアント仮想化ソリューションでは、アプリケーションデリバリーソリューションの中でも極めて豊富な実績を持ち、信頼度の高い「Citrix XenApp」の導入を決定いたしました。
また、今回のプロジェクトでは、WyseおよびCitrixソリューションの双方における国内唯一の一次代理店であり、仮想デスクトップ導入において高い技術力と豊富な実績を持つアセンテックが導入パートナーとして選択されました。
ここでさまざまなシンクライアント端末および、クライアント仮想化ソリューションが検討の俎上に上がりました。セキュリティ面、および運用管理面において、現状の課題をより的確にまた容易に解決し得るという理由から、グローバルで高いシェアを誇る米Wyse Technology社「Wyse C90LEWシンクライアント」および、端末の一元管理や、最新OS・修正パッチなどのイメージ配信が可能となる管理ソフトウェア「Wyse Device Manager」の導入が決定しました。
管理ソフトウェア「Wyse Device Manager」はシンクライアント、PC、モバイル端末を中央から管理するソフトウェアです。IT管理者が頭を悩ませる資産管理、設定、シンクライアントのファームウェアのアップデートなどの様々な作業を一手に引き受け、効率的で柔軟性のあるデバイス管理が可能となります。今回の導入によって、端末の一元管理が可能となり、管理者はネットワーク上のWyse端末の状態を常に監視できるようになるとともに、リモートシャドー機能により、管理者が端末を遠隔操作することも実現。 さらに、最新OSやWindows修正パッチなどのイメージ配信が可能なため、端末が常に最新のセキュリティ状態を保つことも可能となりました。
さらに、クライアント仮想化ソリューションでは、アプリケーションデリバリーソリューションの中でも極めて豊富な実績を持ち、信頼度の高い「Citrix XenApp」の導入を決定いたしました。
また、今回のプロジェクトでは、WyseおよびCitrixソリューションの双方における国内唯一の一次代理店であり、仮想デスクトップ導入において高い技術力と豊富な実績を持つアセンテックが導入パートナーとして選択されました。
Wyseシンクライアントと仮想デスクトップソリューションの導入により
課題を解決高いセキュリティ性を保ちながら、柔軟な拠点運営を実現
2010年4月に各拠点で運用を開始し、これまで大きな課題となっていた、端末に残ったデータの処理や、新設、移転時を始めとした運用・管理面の課題について、ハードディスクを搭載しないWyseシンクライアントの使用と、「Wyse Device Manager」の運用管理面の機能により、それらは抜本的な解決に至りました。移転や故障の際には、これまで残存するデータがセキュリティリスクとなり、データ処理に多くの時間を割いていたといった状況が、端末にデータが残存することがなくなったため大きく改善しました。また、拠点新設の際にも、端末を配布し、サーバ環境にアクセスすればすぐに必要な環境の使用が可能となったため、拠点運営が極めて迅速、効率的になりました。また、クライアント環境が中央で管理可能となったため、ばらつきがあった環境の統一化も容易となりました。
導入後の効果について後藤氏は次のように語ります。
「今回のシンクアライント・ソリューション導入によって従前の課題解決を含め多くの効果を得ることができました。まず、稼働削減という点において、ウィルスチェックアップデート、データバックアップ、WindowsアップデートなどのPCケアを大きく削減することができました。また、複合機のスキャナー機能と統合し、書類のFax送付を廃止することもできました。さらにセキュリティ面では、端末のプロファイルの統一化および、リモート監視が可能となることにより、大幅にセキュリティ性が向上しました。また、印刷、データ管理のログについて全数チェックが実施可能となったり、利用可能USB媒体を制限するなど、様々なセキュリティ施策により、さらに万全なセキュリティ体制を敷くことができました。これらに加え、非常にコンパクトなWyseシンクライアントの使用により、大幅な省スペースが実現し、オフィススペースの効率利用や廃熱の削減が実現し、リモートによる電源オフも活用し、グリーンITにも大きく貢献できたと思います。」
さらに実際に使用を行った上での意見として次のようなものがありました。
「営業担当も使用してみて想像以上に使い勝手がよかったのか、PC利用時より想定以上にシステムの利用者数が増加しました。これによって、同時接続数やメモリなどサーバスペックについて、ややリソース不足が目立つようになり、増強の必要が発生しています。こういった状況を考慮すると、予め、同時接続数、端末数を拡大するために、予算のバッファが必要だったと思います。ただ、それだけ利用が増えているのは本来非常に望ましいことだと思いますし、環境を増強する負担もこれまでと比較すると極めて小さいものとなっています。また、朝夕のアクセス集中時に遅延が発生することもありますが、運用面で工夫することにより回避できています。さらに、今後の活用方法として、デスクトップ画面を書き換え、メッセージボードに活用できるのではないかといったアイデアも出ています。」
今回のシンクライアント導入においては、同社のITMS事業部および、アセンテックの豊富な実績が活かされました。
「今回の導入をひとつの成功事例とし、わたくしどものITMS事業部が中心となり提供を行っているDaaSサービスである、「BizデスクトップPro」にもそのノウハウが大いに活かされています。最先端のテクノロジーによりデスクトップインフラを最適化する革新的なICTソリューションとして、将来的に様々な企業のITインフラに変革をもたらすことになると期待しています」
導入後の効果について後藤氏は次のように語ります。
「今回のシンクアライント・ソリューション導入によって従前の課題解決を含め多くの効果を得ることができました。まず、稼働削減という点において、ウィルスチェックアップデート、データバックアップ、WindowsアップデートなどのPCケアを大きく削減することができました。また、複合機のスキャナー機能と統合し、書類のFax送付を廃止することもできました。さらにセキュリティ面では、端末のプロファイルの統一化および、リモート監視が可能となることにより、大幅にセキュリティ性が向上しました。また、印刷、データ管理のログについて全数チェックが実施可能となったり、利用可能USB媒体を制限するなど、様々なセキュリティ施策により、さらに万全なセキュリティ体制を敷くことができました。これらに加え、非常にコンパクトなWyseシンクライアントの使用により、大幅な省スペースが実現し、オフィススペースの効率利用や廃熱の削減が実現し、リモートによる電源オフも活用し、グリーンITにも大きく貢献できたと思います。」
さらに実際に使用を行った上での意見として次のようなものがありました。
「営業担当も使用してみて想像以上に使い勝手がよかったのか、PC利用時より想定以上にシステムの利用者数が増加しました。これによって、同時接続数やメモリなどサーバスペックについて、ややリソース不足が目立つようになり、増強の必要が発生しています。こういった状況を考慮すると、予め、同時接続数、端末数を拡大するために、予算のバッファが必要だったと思います。ただ、それだけ利用が増えているのは本来非常に望ましいことだと思いますし、環境を増強する負担もこれまでと比較すると極めて小さいものとなっています。また、朝夕のアクセス集中時に遅延が発生することもありますが、運用面で工夫することにより回避できています。さらに、今後の活用方法として、デスクトップ画面を書き換え、メッセージボードに活用できるのではないかといったアイデアも出ています。」
今回のシンクライアント導入においては、同社のITMS事業部および、アセンテックの豊富な実績が活かされました。
「今回の導入をひとつの成功事例とし、わたくしどものITMS事業部が中心となり提供を行っているDaaSサービスである、「BizデスクトップPro」にもそのノウハウが大いに活かされています。最先端のテクノロジーによりデスクトップインフラを最適化する革新的なICTソリューションとして、将来的に様々な企業のITインフラに変革をもたらすことになると期待しています」
お客様情報
お客様名 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
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所在地 | 〒100-8019 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 |
事業 | 電気通信事業等 |
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