導入事例 - ユニバーサルコンピューター様
導入の背景
リモートアクセス環境の課題を解決できるソリューションを検討
選定理由
離れた拠点でもRPA業務が利用可能となり、事業所間のコラボレーション促進
導入製品・サービス
カタログPDF
リモートアクセス環境の課題を解決できるソリューションを検討
ユニバーサルコンピューター株式会社(以下、ユニバーサルコンピューター)は、1973年の創業以来、独立系の総合システムインテグレーターとして、制御系、汎用系、オープン系、Web系の4つを技術の柱とし、インフラ、組込・車載ソフトウェア、金融といった分野や業界に特化した組織編成によって、さまざまなお客さまのICT(情報・通信・技術)戦略を総合的にサポートしています。最近では、お客さまが社会環境の変化を踏まえた働き方を実現できるようRPA(Robotic Process Automation)ツールやテレワークソリューションなどの提供にも力を入れています。
ユニバーサルコンピューターでは、インフラ分野のソリューションを扱う部門を立ち上げた当初、システムエンジニアを対象としたリモートアクセス環境を構築するためにVDI(Virtual Desktop Infrastructure)ソリューションである「VMware Horizon」を導入しました。社外からもセキュアな環境でリモートアクセスが可能となり、業務の効率化が図られました。そうした利便性から、当初10ユーザーから開始したVMware Horizonの利用は徐々に増加して50ユーザー以上が利用するようになりました。しかしながら、その結果、VMware Horizonのリソースプールをユーザー全員で共有するため、ときには、処理負荷の高い作業が重なるとシステム全体のパフォーマンスが低下し、他のユーザーの業務に影響を及ぼすようになり、リソースの増強が不可欠となりました。そこで、注目したのが「リモートPCアレイ」です。
ユニバーサルコンピューターでは、インフラ分野のソリューションを扱う部門を立ち上げた当初、システムエンジニアを対象としたリモートアクセス環境を構築するためにVDI(Virtual Desktop Infrastructure)ソリューションである「VMware Horizon」を導入しました。社外からもセキュアな環境でリモートアクセスが可能となり、業務の効率化が図られました。そうした利便性から、当初10ユーザーから開始したVMware Horizonの利用は徐々に増加して50ユーザー以上が利用するようになりました。しかしながら、その結果、VMware Horizonのリソースプールをユーザー全員で共有するため、ときには、処理負荷の高い作業が重なるとシステム全体のパフォーマンスが低下し、他のユーザーの業務に影響を及ぼすようになり、リソースの増強が不可欠となりました。そこで、注目したのが「リモートPCアレイ」です。
多くのメリットを評価し、「リモートPCアレイ100」を導入
インフラソリューション事業部
ソリューションサービス部 部長
福井 睦也氏
リモートアクセス環境の課題解決に向けた「リモートPCアレイ」の導入について、インフラソリューション事業部 ソリューションサービス部 部長の福井 睦也氏は次のように語ります。
「『リモートPCアレイ』は、1ユーザーが1リソース(PCカートリッジ)を占有できるため、ユーザー間での負荷干渉がなく、VMware Horizonで生じていたシステム全体のパフォーマンス低下という課題を解決できるのではないかと考えました。また、現在使用している端末(Windows10)もそのままクライアントとして活用できるため、導入を決めました。」
ユニバーサルコンピューターが導入した「リモートPCアレイ100」は、20台の物理PCカートリッジを1つの筐体に搭載した仮想デスクトップ向けのソリューションです。
さらに福井氏は、従来のVDIソリューションと比べた「リモートPCアレイ」のメリットについて、次のように話します。
「一般的なVDI製品はハイパーバイザーを使用するため、導入には専門スキルを持った技術者によるシステム設計や構築が欠かせず、目的や条件に応じたコストと期間が必要になります。また導入後、予期せぬパフォーマンス低下への対応やシステム拡張の際には再設計を行うことが求められます。それらに対して『リモートPCアレイ』は、複数のPCカートリッジを1つの筐体内に集約したシステムですのでハイパーバイザーが不要で、各PCカートリッジは互いに独立したPCとして動作しますのでユーザーの増加にも、1シャーシ単位でダウンタイムなしで拡張が可能で、導入にかかるコストと期間を大幅に削減できます。」
離れた拠点でもRPA業務が利用可能となり、事業所間のコラボレーションも促進
西日本事業部
副本部長
若山 樹雄氏
ユニバーサルコンピューターでは、日本国内やグローバルにおいて、多くの導入実績を持つRPAツール「UiPath」を導入し、経理や営業事務等の業務の効率化・自動化を進めていますが、いくつかの課題も生じていました。
「以前のサービスは、使用PCと異なるOS環境での利用でしたので、利用者制限をはじめブラウザや印刷の環境にも制限がありました。新サービスでは使用PCと同じOS環境での利用を実現したので様々な制限がなくなり、インターネット・ウェブサイトのページ等を、LGWANネットワークプリンタで印刷することもできるようになりました。」
RPAツールの「リモートPCアレイ」での活用について、西日本事業部 副本部長 若山 樹雄氏は次のように語ります。
「RPAツールの活用を進める中で『UiPath』による処理を実行している間、担当者がPCを他の目的で使用することができないことが課題になっていました。そこで、『UiPath』専用に『リモートPCアレイ』を用意することで、社内PCを効率的に使うことができるようになりました。さらに、「リモートPCアレイ」に搭載したことで、リモートアクセス環境を通じて、東京、大阪をはじめ、全国の事業所からRPAツールが利用できるようになり、事業所間でのコラボレーションが容易となるなど業務の効率化が大きく進んでいます。」
現在、ユニバーサルコンピューターでは、「リモートPCアレイ100」の20PCカートリッジのうち、15PCカートリッジをリモートアクセス環境用として、残りの5PCカートリッジをRPAツール環境用として活用しています。今後は、さらにRPAによる効率化を推進するために、「リモートPCアレイ」の増強を計画しています。
環境に即したテレワークスタイルを選択できる「テレワーク楽らくパック」を自社導入での成果を踏まえた形で提供
リモートアクセス環境やRPAツールの課題を解決したユニバーサルコンピューターでは、同じような悩みを持つお客さま向けに「リモートPCアレイ」を活用したソリューションの提供にも取り組んでいます。
「テレワーク楽らくパック」は、どこからでも、どのデバイスからでも、ブラウザから社内のデスクトップ環境にアクセスすることができるソリューションパックです。これまで導入することが難しかった「テレワーク」や「リモートアクセス」の環境を容易に構築できるもので、特長として次のようなことがあげられます。
「お客さまの業務に即して、ハードウェア専有型(「リモートPCアレイ」版)と、ハードウェア共有型(カスタマイズ版)の2つのタイプを用意しています。ご利用環境に応じてお選びいただければと思います。」(福井氏)
「テレワーク楽らくパック」は、どこからでも、どのデバイスからでも、ブラウザから社内のデスクトップ環境にアクセスすることができるソリューションパックです。これまで導入することが難しかった「テレワーク」や「リモートアクセス」の環境を容易に構築できるもので、特長として次のようなことがあげられます。
- 利用シーンに合わせて、テレワーク用OS環境の選択が可能
- HTML5対応ブラウザを搭載したあらゆるデバイスからのアクセスが可能
- セキュリティ対策としてのテレワーク
- テレワークを手軽に始められるソリューションパック
システム概念図
お客様情報
お客様名 | ユニバーサルコンピューター株式会社 | |
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所在地 | ● 大阪本社 大阪府大阪市中央区城見2-1-61 TWIN21 MIDタワー26階 |
● 東京本社 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館11階 |
事業内容 | 制御系、汎用系、オープン系、Web系の4つを技術の柱として、コンサルティングからシステム開発、導入後の運用・管理やシステム保守等のサポート、アウトソーシングに至るまでの幅広いサービスを提供している独立系総合システムインテグレーター。 |
仮想デスクトップ関連
ストレージ関連
リモートPCアレイ