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プレスリリース

GMOインターネット、パブリック・クラウド・サービス「ConoHa」の
基盤ストレージに、Nexenta SDSソリューションを採用


2016年2月24日
アセンテック株式会社


 アセンテック株式会社がディストリビュータとして国内展開する、SDS製品であるストレージ専用OS「NexentaStor」が、日本のインターネットサービスを牽引するGMOインターネット株式会社のパブリック・クラウド・サービス「ConoHa」の基盤ストレージとして採用されたことを発表いたします。

 日本のインターネット事業を牽引するGMOインターネットでスタートしたVPSホスティングサービス「ConoHa」が、オールフラッシュを基盤とし、2015年5月にパブリック・クラウド・サービスへと刷新されました。ISP各社から同様のサービスが提供される中、高機能・高性能なクラウド環境として、「オールフラッシュ」と「海外リージョン対応」を重点ポイントとして本基盤インフラが構築されました。また、「ConoHa」開発基盤は、OpenStackで実現されているため、GMOインターネットの持つ開発力を活かし、非常に柔軟で細かなサービスを提供することが可能となっています。IaaS型のサービスとして提供可能な「ConoHa」は、アメリカ(カリフォルニア州サンノゼ)、シンガポール、日本の3つのリージョンで利用でき、月額900円(海外リージョンは、1,170円)の低価格な定額制を実現、また月額料金を上限として、1時間単位(国内1.3円/海外リージョン1.7円)で利用することができる非常にリーゾナブルに活用できるクラウド・サービスです。
GMOインターネット Nexenta導入事例
 このパブリック・クラウド・サービス「ConoHa」のストレージ基盤として、Nexenta SDSの主力製品である「NexentaStor」が採用されました。Nexenta SDSは、汎用ハードウェア(x86サーバーとディスク・エンクロージャ)を用いて、大容量で低レイテンシーのエンタープライズレベルのユニファイド・ストレージを構築することが可能となります。このため、コンピュートノードからストレージ基盤まで、全て汎用ハードウェアで統一し、導入コストや運用コストの削減が可能となりました。汎用ハードウェアの利用は、Nexentaとハードウェアベンダーとの検証済み構成を用いることにより、アプライアンス型でのSDS提供が可能となっており、円滑な導入とサポートが実現されました。「ConoHa」開発で最も重要なOpenStackとの連携も、Nexenta SDSで提供されるCinderドライバなどの統合技術により、開発をスムーズに遂行することが可能となりました。パブリック・クラウド・サービス「ConoHa」は、OpenStackやNexenta SDSなどの、ソフトウェア技術を汎用的なハードウェア(x86サーバー、汎用SSD)と組み合わせて実現した、真のSoftware Defined Infrastructureとして、企業の商用サービス基盤からコンシューマまで幅広いパブリックITインフラとして、日本、アジア、北米で稼働を続けています。

Nexenta SDSストレージ・ソリューションの特長

Nexenta社のフラッグシップ製品となる「NexentaStor」は、多くの企業や公共機関で実績のあるZFSファイルシステムをベースとして開発されたSDSソリューションです。堅牢なファイルシステムに加えて、「NexentaStor」では、HAクラスタやレプリケーション、GUI/CLIによる容易な管理、VMwareやOpenStackなどの統合機能など、エンタープライズに必要な機能が搭載されています。また、各社ハードウェアベンダーとの検証を拡充しており、導入が容易な検証済みアプライアンス構成に加え、各種対応ハードウェア情報(HCL)の拡充によりエンタープライズ向けの柔軟なカスタム対応を充実させています。また、あらゆるストレージニーズ(仮想環境、ホームディレクトリ、アーカイブ、バックアップ、大規模計算等)をソフトウェアのみで提供することが可能なため、ストレージ基盤を汎用ハードで統一することが可能となります。その他、Nexentaでは、ストレージに対応するソフトウェアソリューションを提供しています。「NexentaConnect for Virtual SAN」は、VMware Virtual SANで構成されるVSANデータストアに、NFS/SMBのファイル共有機能、スナップショット等のエンタープライズストレージ機能を提供します。汎用サーバーを用いた次世代のスケールアウト・ストレージである「NexentaEdge」は、NexentaStorで培われた技術を用いて、通常のオブジェクト・ストレージ機能に加えて、インラインの重複排除/圧縮などの付加価値機能も提供しています。

Nexenta社について

Nexentaロゴ
オープンソースベース・ソフトウエア・ディファインド・ストレージ(オープンSDS)の世界的大手であるネクセンタは、使いやすくセキュアストレージソフトウエア・ソリューションを提供しています。現在、世界で6,000社以上、400以上のパートナー、30以上の特許をベースに、全体で1,200PBの導入実績を誇ります。企業や組織は、ハードウェア、プロトコル、アプリケーションに依存しないネクセンタのストレージ・ソリューションにより、画期的な自由とスピードを活かし、ソフトウエア・ディファインド・インフラを中心とするクラウドコンピューティングの「真の」利点を実現することができます。ネクセンタにより、リッチメディアによるソーシャルライフからモビリティー、IoTからビッグデータ、OpenStackやCloudStackからプライベート・クラウド展開に至るまで、多様なワークロードを標準ハードウェアを採用したストレージ・ソリューションで対応することが可能となります。「オープンソース」プラットフォーム、そして業界を打ち破るビジョンの基に構築されたネクセンタは、Cisco, Citrix, Dell, HP, Quanta, SanDisk, Seagate, Supermicro, VMWare, Western Digital, Wirpro等の世界的なパートナーネットワークを通じ、特許取得済みで受賞歴のある、ソフトウェアのみによる統合ストレージ管理ソリューションを提供しています。詳細については、www.nexenta.com、Twitter、Facebook、LinkedIn、YouTubeをご覧ください。

アセンテック株式会社について

ascentechロゴ
アセンテック株式会社は、世界のVDI市場をリードするCitrix社および、米国を始め各国で高いシェアを誇るDell Wyse製品の1次代理店です。また、デル株式会社のプレミアパートナーとして、包括的に製品を取り扱っています。これらと同時に、USBキー1本で簡単シンクライアント化を実現するアセンテック自社開発ソリューション「Resalio Lynx」、VDI環境における印刷課題を解決する「ThinPrint」などを取り扱い、仮想化インフラの設計、構築も含め、「VDIトータルソリューション」カンパニーとしてお客様に付加価値の高いソリューションを提供しています。また、ストレージ領域においても、グローバルで高い支持を集める“アダプティブ・フラッシュストレージソリューション”Nimble Storageや、Microsoftの『クラウド統合ストレージ』ソリューションStorSimpleを提供し、拡大し続けるストレージ市場にも柔軟に対応しています。



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