フォースポイントのAI搭載DSPMとは

Forcepoint DSPMは、データがどこにあっても人々がより生産的に、どこでも仕事ができるようにするという、フォースポイントの「Data Security Everywhere」アプローチの基盤の一つとなる「データセキュリティ態勢管理」（DSPM：Data Security Posture Management）ソリューションです。

Forcepoint DSPMは、AIを使用してデータセキュリティを強化し、攻撃者に悪用される前に、データセキュリティリスクを迅速かつ正確に特定します。レポート作成を簡素化することでコンプライアンスにかかるコストを削減し、個人情報保護法などのデータプライバシー違反に関連する罰金を回避するのに役立ちます。さらに、Forcepoint DSPMはデータアクセス管理を効率化し、データセキュリティに関するタスクを自動化することで効率を向上させます。 近年、アプリケーションやデータは、従来のデータセンターからクラウドへと加速度的に移行しています。それに従い多くの組織では、機密データがどこにあるのか、誰がアクセスできるのか、どのように使用されているのかが分からなくなっています。クラウドベースのファイルシステムや、PCに隠れている、いわゆる「ダークデータ」と呼ばれる情報の未知のコピーが、組織のデータの最大80%を占めると推定されています。

このいわば「野生のデータ」を見ないことにしたり、管理しないことは、侵害のリスクを大幅に高めることとなり、多くの組織において壊滅的なビジネス上の結果をもたらす可能性があります。

Forcepoint DSPMのような「データセキュリティ態勢管理ソリューション」は、データ所有者とITチームにデータに対して積極的な可視性と制御を提供し、データが失われる前に潜在的な脅威を発見して修正することができます。

しかし、特定の課題を解決するベンダーのスタンドアロン製品とは異なり、Forcepoint DSPMは完全なエンドツーエンドのデータセキュリティソリューションの一部となっています。組織内に分散する機密データの発見、分類、優先順位付けという難しいプロセスを自動化するだけでなく、業界をリードするリスク適応型のデータ損失防止（DLP）技術と連携して、検出したデータを適切に保護し監視することができます。これは、業界で最も包括的な単一ベンダーのデータセキュリティソリューションの一つです。 Forcepoint DSPMの主な機能は以下の通りです。
Forcepoint DSPMには、クラウドやオンプレミスで使用しているさまざまなデータストレージ環境全体に対して機密データを検索するための幅広いコネクタが含まれています。Amazon（AWS S3 & IAM）、Microsoft（Entra ID（旧：Azure AD）、OneDrive、SharePoint Online）、Google（Google Drive & IAM）、さらにローカルLDAPやSharePointシステムに対して、1時間あたり約100万ファイルをスキャンできます。

Forcepoint DSPMの機械学習（ML）エンジンは、50次元のモデルをデータに適用して、そのデータが何であるか、機密性があるかどうかを自動的に判断します。このMLエンジンはデータから学習するため、単純なパターンマッチングを超えて、ビジネスにとって真に重要なものをより正確に識別することができます。例えば、価値のあるレシピを一般的な材料リストと区別して、知的財産を保護しつつ誤ったアラートを発生させないために使用されています。

最も重要なデータセットを継続的に評価することで、Forcepoint DSPMはビジネスに最大の影響を与える可能性のある問題を効率的に分析し、自動的に修復することができます。冗長であったり、陳腐化したり、重要ではないようないわゆるROTデータや、不適切な権限、不適切なデータコピーを優先順位付けし、即座に警告を出すことで、データ全体で何が起こっているかを、よりよく理解することが可能となります。

Forcepoint DSPMは、データソースと資産の所有権と説明責任を簡単に追跡し、機密データに対する操作が各ステークホルダーの責任に合致していることを確認します。これにより、運用を効率化し、コストを削減し、混乱を避けることができます。
このようにForcepoint DSPMは、「野生」の状態にある機密データに対して、「鷹の目」のような可視性を提供し、それをより良くコントロールし、利用できるようにします。これが、Forcepointのデータセキュリティに対する現代的アプローチの本質です。