6分で分かるCitrix 〜今更、誰も教えてくれない。Citrixシリーズ #1〜
「Citrixって、結局いまどうなっているの?」 そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。本号より、Citrixの基礎から最新動向までを解説するシリーズをお届けします。
コラムの概要
Citrixは、従来のVDI製品中心の提供から、セキュリティ・アクセス制御・端末管理までを統合したプラットフォームへ進化している。UHMCはその中核となるライセンスとして、オンプレミスとクラウドが混在する環境でも一貫した運用と安全な業務環境を実現する。
重要なキーワード
- Citrix:仮想デスクトップ(VDI/DaaS)を中心に、セキュアアクセスや端末管理まで統合して提供するデジタルワークスペース基盤。UHMCの中核となるブランド
最も伝えたい結論
UHMCは単なる仮想デスクトップライセンスではなく、アクセス管理・セキュリティ・端末管理を統合した基盤である。ハイブリッドワーク時代の「安全な働き方」を支えるCitrixの中核プラットフォームといえる。1. Citrixとは?
Citrix社は、安全なリモートワーク環境を提供するアメリカ発のIT企業です。端末にデータを残さない仮想デスクトップ(VDI/DaaS)分野の世界的パイオニアであり、独自の高速通信技術による快適な操作性と強固なセキュリティを強みとしています。2022年の買収を経て、現在は「Cloud Software Group」の主要ブランドとして、官公庁や大企業のハイブリッドワークを支えるIT基盤を提供し続けています。
2. UHMCとは何か?
近年、Citrixは単なるVDI製品から、『Secure the Work(安全な働き方)』を実現するプラットフォームへと進化しています。その中核となるのが、「UHMC(Citrix Universal Hybrid Multi-Cloud)」です。
UHMCは、オンプレミスとクラウドを柔軟に組み合わせながら、VDI・アプリ配信・ゼロトラストアクセス・デバイス管理までを一体的に提供するCitrixの主力ライセンスです。
これまでのCitrixは、XenAppやXenDesktop、NetScalerといった製品を個別に組み合わせて構成する考え方が一般的でした。 しかし現在は、CPC / UHMC / CPLというシンプルな体系に整理されています。
UHMCには以下のような主要機能が含まれています。
例えばSPAは、VPNに依存しないゼロトラストアクセスを実現し、deviceTRUSTは、接続端末・場所・状態に応じて印刷制御やコピー制限などの動的なポリシー適用を可能にします。
さらに、Windows 365との連携により、Citrix独自のHDX技術による高品質な操作性に加え、セッション録画やWEMなどの高度な機能も活用できます。
こうした進化の背景には、企業IT環境の変化があります。
現在は、オンプレミスに加え、AzureやAWS、Windows 365、SaaSなど、複数の環境が混在する“ハイブリッド”が当たり前になっています。
そのような中で求められているのは、単なるVDIではなく、統合的なアクセス制御と運用管理です。
UHMCは、VDIを中心に、アクセス・配信・端末管理・セキュリティをまとめて提供するCitrixの中核ライセンスで、Secure Access / Secure Delivery / Secure Management を統合したプラットフォームとして、これからの“安全な働き方”を支える中核となる存在です。
UHMCは、オンプレミスとクラウドを柔軟に組み合わせながら、VDI・アプリ配信・ゼロトラストアクセス・デバイス管理までを一体的に提供するCitrixの主力ライセンスです。
これまでのCitrixは、XenAppやXenDesktop、NetScalerといった製品を個別に組み合わせて構成する考え方が一般的でした。 しかし現在は、CPC / UHMC / CPLというシンプルな体系に整理されています。
UHMCには以下のような主要機能が含まれています。
- 【オンプレミス型】仮想デスクトップ・アプリの標準基盤
Citrix Virtual Apps and Desktops - 【クラウド型】仮想デスクトップ・アプリサービス
Citrix DaaS - 【ネットワーク】高速・安全な通信を支えるアクセスゲートウェイ
NetScaler - 【ゼロトラスト】VPN不要でSaaSや社内Webへ安全に繋ぐアクセス制御
Secure Private Access(SPA) - 【端末チェック】接続元PCの安全状態をリアルタイムに見張るセキュリティ機能
deviceTRUST - 【モバイル管理】スマホやタブレット、PCのセキュリティ一括管理(MDM)
Endpoint Management - 【監視・分析】ユーザーの「遅い・重い」の原因を突き止める可視化ツール
UberAgent - 【シンクライアントOS】既存PCをセキュアな専用端末に変身させるOS連携
Unicon - Windows 365連携
例えばSPAは、VPNに依存しないゼロトラストアクセスを実現し、deviceTRUSTは、接続端末・場所・状態に応じて印刷制御やコピー制限などの動的なポリシー適用を可能にします。
さらに、Windows 365との連携により、Citrix独自のHDX技術による高品質な操作性に加え、セッション録画やWEMなどの高度な機能も活用できます。
こうした進化の背景には、企業IT環境の変化があります。
現在は、オンプレミスに加え、AzureやAWS、Windows 365、SaaSなど、複数の環境が混在する“ハイブリッド”が当たり前になっています。
そのような中で求められているのは、単なるVDIではなく、統合的なアクセス制御と運用管理です。
UHMCは、VDIを中心に、アクセス・配信・端末管理・セキュリティをまとめて提供するCitrixの中核ライセンスで、Secure Access / Secure Delivery / Secure Management を統合したプラットフォームとして、これからの“安全な働き方”を支える中核となる存在です。

Citrix UHMCライセンス
3.用語集(本号で登場する主なCitrix関連用語)
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)/仮想デスクトップ
【仮想デスクトップの方式】
VDI方式
-
物理サーバーに複数のクライアントOSを共存させ、ローカル端末から遠隔操作する方式。
物理サーバー、ハイパーバイザー、クライアントOS、コネクションブローカー、認証サーバー、ストレージサーバーを使用し、ハイパーバイザーが物理サーバーのリソースを論理的に分割して仮想マシンに割り当て、仮想マシンにOSをインストールし、コネクションブローカーによってローカル端末と仮想マシンを紐づける。
SBC方式
-
サーバーにインストールされたOSやアプリケーションを複数ユーザーが共有する方式。VDI方式との違いは、「OSやアプリケーションに複数のユーザーがアクセスする」という点。サーバーOSやマルチユーザーに対応したアプリケーションを選択する必要があり、VDI方式よりも自由度は低くなりがちだが、物理的なリソースの利用効率が高く、比較的安価なRDSライセンスを利用できるため、コスト圧縮が可能。
UHMC(Universal Hybrid Multi-Cloud)
WEM(Workspace Environment Management)
SPA(Secure Private Access)
NetScaler(Citrix ADC)
deviceTRUST
uberAgent
Unicon
Citrix DaaS
HDX
4.「実際にどんな動きなの?」という方へ
アセンテックでは各種Citrix機能のデモを体感いただける「Citrix Innovation Suite」を常設しています。気になる方は、以下よりぜひお気軽にお申し込みください。
https://www.ascentech.co.jp/solution/cis/cis.html
https://www.ascentech.co.jp/solution/cis/cis.html
5.まとめ
次回は「Citrix DaaSとは何か?」をテーマに、クラウド時代のVDIについて解説します。従来のオンプレミス型VDIとの違いや、Citrix DaaSを利用することで運用管理がどのように変わるのかを、できるだけわかりやすくご紹介します。
