企業におけるストレージの課題

クラウドや仮想化の普及によりストレージの重要性はこれまで以上に拡大しており、業務の効率化に直結するディスクI/Oや転送速度といった性能面の要求はこれまでになく厳しくなっています。
また、障害時も業務を滞りなく継続する耐障害性も併せて重要となっています。

ストレージに求められる要件

  • 性能
    ディスクIOや転送速度の性能が高いことは業務の効率化に直結します。
  • 対障害性
    どのような障害でも業務を継続できることは必然となります。
  • コスト
    ハードウェアコスト、運用コストなどストレージを導入することによって発生するコストは低いことが望まれます。

以上の大きく3つに分けたこの項目は互いに反発しあい、性能が上がればコストは上がるなどのように、どの要素も重要ですがある程度優先順位を設ける必要もあります。 こういった厳しい要求により、ストレージへの投資が増大し、これがITインフラの大きな課題となっている企業も多くなっています。

高性能ストレージをより身近に「I/O Monster」

こういったストレージに対する要求を満たし、エンタープライズ向けとされる高性能なストレージを、より身近にかつ従来よりも効率よく顧客に提供できるソリューションとして、今までのHDDをはるかに超えるディスクI/O性能と、消費電力の低さが大きなメリットであるFusion-io ioDriveシリーズと、ストレージハイパーバイザ・ソリューションとしてグローバルで実績のあるSANsymphony-Vを組みあわせた先進的ソリューション「I/O Monster」が生まれました。

「I/O Monster」の利用により、Fusion-io ioDriveシリーズの特性を継承しつつ耐障害性の確保が可能であることが明確となりました。SANsymphony-VとFusion-io ioDriveシリーズを組み合わせることで障害に強く、かつディスク性能が高いという構成が実現可能となります。

また、SANsymphony-Vの機能を活用して、単体の内蔵ストレージでは実現できない機能を実装することが可能となります。柔軟な構成変更、容量スケールアウト、遠隔地レプリケーション、複数世代のスナップショットなどの機能を駆使することにより、顧客の要求、業務の継続性の提供も実現します。しかもわずか4Uというスペースでこの性能を実現しており、ストレージのためのスペースや電力の削減が可能となります。

この「I/O Monster」は、IBM DB2/Oracle/Microsoft SQL Server/Microsoft Exchange Serverなど、高速なI/Oトランザクションを必要とするTier-1アプリケーションに最適なソリューションです。また、同様に高速なI/Oトランザクションが要求される仮想デスクトップ環境にも最適です。これに加え、UNIX環境でのFusion-io製品利用ニーズも満たすことが可能となります。

システム構成

システム構成図

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SANsymphony-V

SANsymphony-V
「SANsymphony-V」はIAサーバ上でストレージ仮想化を実現するソフトウェアです。 異機種・異ベンダのストレージを仮想化し、分散するストレージの一元管理を実現します。



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